それはさておき、誰が気になったかカードに私は記入していく。
まず職業と見た目だけで心を打たれたJR。
忘れるべく某彼と同職ではあるがJRの方がさらに優良物件だろう。
ただ年齢が23。
だいぶ向こうからすれば私はBBAである。
そして最後に話した今隣に座っている28歳の見た目もまあまあな大手企業さん、神戸大学院卒の29歳の大手建設業さん、25歳のローソンのスーパーバイザーさん、と4人を選出。
ちなみに顔のタイプで言えばローソンのスーパーバイザーがカスっている程度かな、というところだ。
誰が気になったかカードを書き終わり、隣に座っている一応選出した見た目まあまあな大手企業さんも書き終わっていたようで小声で話すこととなる。今日誰かと来られてるんですか?と聞かれ、2つ前の席に座っている友人のことを紹介しておく。
聞かれたら聞き返す、というのが武士のお約束だと思っているので大手企業さんにも聞き返す。どうやら私がモンスター認定したノートルダムの鐘のカジモドさんが連れとのこと。衝撃。
慌てて隣の大手企業さんを気になってる選出から外す。
さようなら大手企業。
元同僚だったとのことだが、カジモドとこんな街コンに来るということはだいぶ仲がいいはずだ。ということは彼の趣味なども非常に怪しくなってくる。アニメとか。そういう物件はすぐさま消去に限る。
絶対にめんどくさい。
なんせ、いざ交際となって、結婚となった場合仲人がカジモドになるなんて絶対に嫌だ。そんな変な妄想を駆け巡らせていると記入タイムが終了し、カードが回収されていった。